よくあるご質問(FAQ)

水道メーターに関するご質問

設置方法

Q1:羽根車式水道メーターの取り付け姿勢に制限はありますか。
A:

羽根車式水道メーターは「表示部が上向きの水平」という取り付け姿勢にて型式承認を取得していますので、他の姿勢では取付けができません(表示部のHの文字は、メーターの姿勢が水平のときにだけ作動することを表しています)。
水平以外の取付け方をすると、メーターの精度が落ちるほか、劣化を促進する原因となります。また、検針がしづらい場所にメーターを設置する場合は、メーターを傾けたりせず遠隔検針が可能なパルス発信式水道メーターとパルスカウンタ、または電子式水道メーターと隔測表示器の組み合わせをご検討ください。

Q2:水道メーターは縦方向の配管に設置しても正常に計量できますか。
A:

羽根車式水道メーターでは縦方向の配管(以下縦配管)への設置はできません。
必ず、水平に取り付けてください。
しかし、電池電磁水道メーターであれば、ほぼすべての方向(一部を除きます)に取り付けられますので、縦配管でも設置が可能です。
外部電源供給タイプの電磁流量計も縦配管への設置が可能です。
なお、メーターを設置の際は、必ず満水状態にしてください。

Q3:配管内が満水にならない場合でも正常に計量できますか。
A:

満水ではない状態で正確に計量できる水道メーターはありません。必ず満水状態にしていただくようお願いします。なお、配管を満水状態にするには、水道メーターの二次側の配管を水道メーターよりも高く立ち上げることにより満水状態を作ることができます。
また、冷却搭などの排水側に水道メーターを設置する場合は、電池電磁水道メーターをお勧めいたします。(羽根車式水道メーターの場合、流体内の異物により不動となる場合がございます。)

メーターの上流側(1次側)、下流側(2次側)それぞれに、決められた直管部を設けてください。
曲管または、バルブ等の影響により、正確な計量ができないことがあります。

結線方法

Q1:パルス発信式水道メーター、電子式水道メーターのケーブル長は何mですか?
また、何mまで延長は可能でしょうか。
A:

メーターに装備されているケーブルの標準長さは以下のとおりです。

口径40mmまでの水道メーター 標準長さ1.5m
口径50mm以上のパルス発信式水道メーター 標準長さ10m
口径50mm以上の電子式水道メーター 標準長さ15m
電池電磁水道メーター 標準長さ15mまたは5m(ご指定ください)
標準以上の距離が必要な場合、弊社隔測表示器をご使用時は、最大200mまで延長可能です。隔測表示器やパルスカウンタが他社製の場合は、製造元に延長可能距離をご確認下さい。なお、ケーブルを延長した水道メーターをご指定いただいた場合は、ケーブルの延長分は有償となりますので、ご了承ください。

Q2:パルス発信式水道メーターのケーブルを延長したい場合、こちらで用意したケーブルをジョイント可能ですか。
A:

可能です。
ケーブルはビニールキャプタイヤケーブル(VCTF0.5mm²)相当をご使用ください。ただし、接続部分は必ず防水処理を施してください。(推奨:3M製スコッチキャストをご使用ください。)

Q3:パルス発信式水道メーターとパルスカウンタ(型式 KDC-812)の結線に極性はありますか。
A:

極性はありません。弊社のパルス発信式水道メーター(GKD・GFDシリーズ)には、無電圧接点のリードスイッチを使用しています。結線に関しては、パルスカウンタ(型式 KDC-812)の入力1、または入力2の「+」、「-」どちらに接続しても問題ありません。

Q4:パルス発信式水道メーターに隔測表示器eKICLを接続して使用できますか。
A:

使用できません。
隔測表示器(型式eKICL)は、電子式水道メーターなどの電文通信専用です。パルス発信式水道メーターには、パルスカウンタ(型式 KDC-812)をご使用下さい。

Q5:電子式水道メーターにパルスカウンタ(型式 KDC-812)を接続して使用できますか。
A:

使用できます。
弊社の電子式水道メーターまたは電池電磁水道メーターの赤(+)・緑(-)線をパルスカウンタ(型式 KDC-812)のそれぞれ極性ごとに接続してください。
KDC-812を接続する場合は、メーターをご注文の際に必ずパルスレートをご指定ください。
なお、検針や表示だけのご利用の場合、電子式水道メーターや電池電磁水道メーターには、隔測表示器(型式eKICL)をお勧めします。4線の接続をするだけで設定の必要はありません。

Q6:隔測表示器(eKICL)の表示に「E--1」が表示されています。その内容と対応方法を教えてください。
A:

隔測表示器と接続されているメーター間の信号線に何らかの異常(誤結線・断線など)がある場合、「E--1」が表示されます。
また、メーターと接続直後に出る場合は、最初の通信ができてないために表示されますので、マグネット操作で通信をさせるか1日経過するまでお待ちください。
初期の接続以外の場合、以下についてご確認ください。
①隔測表示器の端子台にメーターの信号線(白・黒・赤・緑)が正しく結線され、ビス止めされているかご確認ください。
②メーターからの信号線の途中に断線(亀裂など)がないかご確認ください。

上記2点が解消された後、マグネットを表示部右下の「瞬間流量(○部分)」に当てると随時通信を行います。瞬間流量が表示されれば、正常な通信状態となりますので、そのままご使用ください。なお、マグネットを操作しない場合は、12時間ごとに自動的に通信を行います。
状況が改善されない場合は、お手数ですが弊社製品サポートセンター(0800-222-3322)、またはお近くの支店・営業所へご連絡をお願いします。事業所所在地

メーター等の表示

Q1:電子式水道メーターの表示部に表示された警告マーク(漏水や逆流など)を消したいのですが、事象が収まれば消えますか。
A:

警告表示は自動で消えませんのでアラームリセットの操作が必要となります。
リセット方法につきましては、弊社製品サポートセンター(0800-222-3322)までお問い合わせください。

Q2:パルスカウンタ(型式 KDC-812)の液晶右下にある矢印は、どのような状態のときに点灯するのですか。
A:

右下の矢印は、「入力パルス1」にパルスが入った場合に上下交互に点灯します。なお、これはパルスのON/OFFを表すものではありません。また、「入力パルス2」にパルスが入った場合は、表示部の上部中央の二つの点が交互に点灯します。なお、「入力パルス2」は24時間使用しないと消灯します。
※設定方法等記載の同梱取説と建築設計図書作成に必要な「DXF™」はこちら

Q3:隔測表示器(eKICL)の表示部の右下に矢印があり、上向き下向きを交互に表示しているのですが、どのような状態を示しているのでしょうか。
A:

パイロットの表示になります。通常はメーターのパイロットと連動しており、水が流れると上向きと下向きの矢印を交互に表示します。
しかし、メーターが1Lパルスに設定されているとそのパルスに連動して、隔側表示器(型式eKICL)のパイロット(矢印)が上下交互の表示をします。

Q4:集中検針盤(型式KILVIS-HA)のプリンタ用紙のアラーム印字について、アラームの項目が全て「―」が3つ併記になっており、「ソノタ」の項目が「アリ」の表示になっていますが、どの様な意味ですか。また、「アリ」の表示をリセットする方法も教えてください。
A:

アラーム項目の「―」3つに表示されるアラームは、ロ=漏水 カ=過大流量 デ=電池電圧低下アラームとなります。ソノタの項目には前述以外のアラームがあった場合に「アリ」と表示されますので、メーター本体の表示をご確認いただくか、お近くの営業店へお問合せください。
それぞれのアラームはリセットできますので、対象の水道メーターのアラームをリセットいただければ、検針盤(型式KILVIS-HA)からのアラーム表示は出なくなります。水道メーターのアラームのリセット方法につきましては、弊社製品サポートセンター(0800-222-3322)までお問い合わせください。

交換

Q1:水道メーターの部品や電池を交換することができますか。
A:

水道メーターの部品交換の修理行為は行っておりません。お困りのことがございましたら、弊社製品サポートセンター(0800-222-3322)、またはお近くの支店・営業所へご連絡をお願いします。事業所所在地

Q2:パルス発信式水道メーターとパルスカウンタ(型式 KDC-812)の結線を一度外した後に再結線した場合、
パルスカウンタ(型式 KDC-812)の積算値を継続して使用できますか。
A:

必ずパルスカウンタ(型式 KDC-812)の積算値合わせを行ってください。パルス発信式水道メーターの場合、移設や線を取り外した場合などはパルスカウンタ(型式 KDC-812)とメーター本体との指針値が合わなくなる場合がありますので、メーターの指針値を確認してパルスカウンタの指針値を合わせていただくようお願いします。積算値を合わせる方法は、同梱の取扱説明書をご参照下さい。

Q3:上水ネジと金門ネジの違いと見分け方を教えてください。
A:

フタの裏や横にあるシールの型番の最後に「J」または「K」の文字を表示しており、「J」は上水ネジ、「K」は金門ネジとなっております(水道事業体支給のメーターを除く)。その表記がない場合は、弊社製品サポートセンター(0800-222-3322)までお問い合わせください(判別できない場合もございます)。
また、メーターを取り外すことができる場合、ネジ仕様が明らかなユニオンナットを実際にメーターに取り付けたり、メーターネジ部の外径をノギスなどで測定してサイズをご確認いただくか、「ねじ山確認シート」をご活用ください。

ねじ山確認シート

Q4:パルス発信式水道メーターと電子式水道メーターの使い分けを教えてください。
A:

パルス発信式水道メーターは、1m³/Pのパルスのみ出力します。出力パルスは接点信号なので、隔測表示器や中央監視でご使用になる場合は、指針値をメーター指針値に合わせる必要があります。また、電気やガスなどが混在して管理する場合には、低コストかつ国土交通省仕様である弊社のパルス発信式水道メーターがお勧めです(信号線は2線)。電子式水道メーターはさらに細かいパルス出力が可能で、流量監視やHEMSなどでもご活用いただけます。弊社隔測表示器eKICLと接続する場合、4線を接続するだけで指針値の設定が不要で容易に設置ができます。さらに、64日分のデータを保存して過去の指針値の確認や、アラーム機能で漏水や逆流などが発生した場合でも検知することが出来る多機能メーターです*1。それぞれ特徴が異なりますのでお客さまの用途に応じてご選定下さい。

*1:専用のツール(PC接続インターフェースIF****とソフト)が必要です。

Q5:集中検針盤(型式KILVIS-HA)のプリンタ用紙は交換できますか。
A:

交換は可能です。お近くの支店・営業所へご連絡をお願いします。事業所所在地

商品選定

Q1:直読式大型メーターに1Lの桁は表示されていますか。
A:

弊社の直読式大型水道メーター(NFDW,NFDT型)の1L表示は、指針値で確認することができます。「1L」と「10L」の表示は、回転式の針で示されたものとなり、100L以上の数値は、直接数字を読む直読タイプとなっております。
なお、パイロットが付いている為、微量な流れも確認可能です。
電池電磁水道メーター(MGB12A型)の場合、口径50~125mmまでは1L、口径150mm以上は最小桁10Lをデジタルで表示します。

Q2:パルス発信式水道メーターや電子式水道メーターに接続するカウンタを教えてほしい。
A:

パルス発信式水道メーター(Gシリーズ)にはパルスカウンタ(型式 KDC-812)をご使用ください。
メーターから出ている白・黒の線を入力1の「+」、「-」にそれぞれ接続してください。なお、極性はありませんので、白と黒は「+」、「-」どちらでも構いません。
接続後は、必ずメーターの指針値と合わせる設定をしていただくようお願いします。
電子式水道メーター(Eシリーズ)には隔測表示器(型式 eKICL)をご使用ください。通信を用いることで、指針値を合わせる必要がないため、設置後の作業が容易になります。また、パルスだけを使用したい場合も隔測表示器からのパルス再出力機能を用いて取得することが可能で、指針値のずれのリスクが低いことから、電子式水道メーターを推奨いたします。
結線は、メーターから出ている4線を、必ず「白→黒→赤→緑」の順番で結線を行ってください。結線後、液晶に何も出ていない場合は、メーターからの信号が入ることで起動し、メーターの指針値が表示されます。
すぐに起動させたい場合は、赤と緑の端子部分を短絡(ショート)させて起動し、マグネット操作で瞬間流量を表示させたのち、メーターの指針値が表示されます。

Q3:井戸水の計測に向いているメーターはありますか。
A:

井戸水の計測には、電池電磁水道メーターMGB12Aをお勧めいたします。電池電磁水道メーターは、機械的稼動部が無い為、羽根車式で発生する異物による不具合がありません。
また、圧力損失が少なく、大流量での長期使用が可能であり、軽量コンパクトで設置がしやすく、瞬時流量も常時表示し、暗い場所でもバックライト付液晶表示の為、視認性が良く、長期間正確な計量をサポートいたします。
https://ak.azbil.com/product/water/batterymeter/mgb12a/

Q4:電池電磁水道メーターと電磁流量計(アズビル株式会社製)の違いと選定基準はなんでしょうか。
A:

電池電磁水道メーター(型式:MGB12A)は、内蔵バッテリー駆動で外部電源供給が不要です。また、計量法の型式承認を取得しており、上水道等の取引証明用にご使用いただけます。口径は50mm~200mmまでラインナップをご用意しております。

電磁流量計(アズビル株式会社製)は、電極等の材質を選択することにより幅広い種類の液体の計測が可能です。また、各種信号出力(アナログ信号など)を標準搭載し、計測・制御などにご使用いただけます。口径は2.5mm~1100mmまでラインナップをご用意しております。

Q5:GR・NGRシリーズの水道メーターを交換したいのですが、メーター本体と表示器(検針盤)のどちらか片方だけの交換は可能ですか。
A:

GR・NGRシリーズの水道メーターは生産を終了しています。表示器(検針盤)は、GR・NGRシリーズ専用のため、メーター本体・表示器(検針盤)ともに交換ください。
なお、後継器種は、戸別用の場合は、電子式水道メーター(Eシリーズ)隔測表示器(型式eKICL)、集中用の場合は、電子式水道メーター(Eシリーズ)とミニカウンタ(型式eMIC2)または電池式スター方式集中検針盤(型式RSJ)となります。

Q6:現在設置されている集中検針盤に接続できる水道メーターは何になりますか。
A:

既設集中検針盤の型式により接続できるメーターが異なります。
既設検針盤の型式と接続対応メーターは下記の通りです。

  • ・KILVISーHAの場合:電子式水道メーター(Eシリーズ) または、パルス発信式水道メーター(Gシリーズ)
  • ・電池式集中検針盤(型式RSJ)の場合:電子式水道メーター(Eシリーズ)
  • ・集中検針盤KEM(6000・7000・8000)の場合:電子式水道メーター(Eシリーズ)
  • ・集中検針盤(KRM・NKRM)の場合:リモート水道メーター(Rシリーズ)
  • ・東芝製集中検針盤(RKP・RPK)の場合:リモート水道メーター(Rシリーズ)
  • ・東芝製集中検針盤(RPJ・RPB)の場合:リモート水道メーター(Rシリーズ)

ご不明な点は、弊社製品サポートセンター(0800-222-3322)、またはお近くの支店・営業所へご連絡をお願いします。事業所所在地

仕様

Q1:水道メーターは流体が逆流すると指針値もマイナスになりますか。
A:

弊社の水道メーターは、逆流した場合に減算(指針値がマイナス)します。ただ、逆流した場合は正確な計量をするとは限りません。従いまして、正方向に流れが戻ったとしても逆流した分と同等の積算値になるとは限りません。

Q2:水道メーターの使用最大圧力を教えてください。
A:

使用最大圧力は1MPaとなっています。使用給水圧力は0.03MPa~1MPaとなっています。

Q3:バウンス時間とは何ですか。
A:

チャタリングと同じ意味です。パルスがON/OFFする際、接点が接するときに非常に速い機械的な振動が生じる時間幅のことです。弊社のパルス発信式水道メーターは10msec(=0.01sec)以下となります。電子式メーターの場合は、電気的接点のためバウンス時間はありません。

Q4:オープンドレイン(オープンコレクタ)とは何ですか。
A:

電界効果トランジスタ(FET)を使用した出力をオープンドレインと呼び、通常のトランジスタを使用した出力をオープンコレクタと呼んでいます。弊社の水道メーターでは、オープンドレインでの出力となっており、電気的仕様は同じと考えてください。

Q5:パルス発信式水道メーターのパルス単位を変更することはできますか。
A:

弊社パルス発信式水道メーター(Gシリーズ)のパルス単位は1m³/Pのみとなっており、変更はできません。1m³/P以外のパルス単位が必要な場合は、電子式水道メーター(Eシリーズ)をご選定ください(パルス単位:1L/P、10L/P、100L/P、1,000L/P)。

事象

Q1:水を使用していないのに指針値が動くことはありますか。
A:

水道メーターは、水の流れにより計量するもので、メーター自身が自然に動くことは基本的にありません。そのため配管内の水が動いているのが根本の原因で、水圧変動が最も多いと思われます。水圧変動の要因として

  • ・他の蛇口の開閉(圧力が低い場合に多く見られます)
  • ・直圧給水のポンプのON/OFF(ポンプがONすると急激に圧が上がります)

などがあり、他にも環境によって様々です。
対策としては

  • ・二次側配管のエア溜まりを排除する(メーター交換直後に多い)
  • ・一次側に逆止弁を設ける(メーターに直接圧力変動を与えない)

などが考えられますので、メーターの指針値が動く場合には、圧力変動の有無を確認してください。

Q2:逆流はなぜ起こるのですか。
A:

最も多い原因としては「水を使用していないのに指針値が動くことはありますか?」をご参照ください。その他の要因としては、メーターを逆に取り付けた場合やメーターの一次側で大幅な圧力低下(大流量の使用など)があった場合に逆流することはあります。

Q3:水道局の親メーターと2次側に設置されている複数の子メーターの積算値の合算値が合わないのですが。
A:

水道メーターには計量法上、器差が設けられております。
この器差がメーターごとに計量法の範囲内で異なります。
また比較するメーターの口径が異なる場合は計量範囲が異なります。
よって親メーターと子メーターの積算値が必ずしも同じになるとは限りません。

法規

Q1:水道メーター(電子式、パルス発信式、直読式)の検定有効期限はどこを見ればわかりますか。
A:

私設メーターでも、取引・証明の用途であれば特定計量器の設置が必要です。従いまして計量法に基づく水道局のメーターと同じ扱いになります。
特定計量器は検定満期(8年)の有効期限を過ぎて使用を続けますと、適正な計量維持が損なわれ法律違反として罰金を科されることもありますので、必ず、検定満期(8年)ごとに交換をお願い致します。
私設水道メーターの計量法に関する詳しい説明はこちらから→水道メーターのお取り換え~メーターの検定有効期限をご確認ください~

Q2:マンションやアパートなどの私設水道メーターにも計量法が適用されますか。
A:

私設メーターでも、取引・証明の用途であれば特定計量器の設置が必要です。従いまして計量法に基づく水道局のメーターと同じ扱いになります。特定計量器は検定満期(8年)の有効期限を過ぎて使用を続けますと、適正な計量維持が損なわれ法律違反として罰金を科されることもありますので、必ず、検定満期(8年)ごとに交換をお願い致します。
私設水道メーターの計量法に関する詳しい説明はこちらから→水道メーターのお取り換え~メーターの検定有効期限をご確認ください~

Q3:50mm以上の温水メーターも特定計量器ですか。
A:

温水メーターの40mm以下は特定計量器であり、検定の有効期間の8年ごとに交換が必要です。
しかし、50mm以上の温水メーターは特定計量器として法律で定められておりませんが、性能維持の為、5年ごとを目安に交換を推奨いたします。また、連続で使用される場合は、早めの交換をお願いいたします。

ガスメーターに関するご質問

LPガスメーター

Q1:銘版に「NL」と記載されているが、N型ガスメーター(型式NL)と業務用遮断弁内蔵メーター(型式KL)のどちらでしょうか。また、それぞれの機能にはどのような違いがあるのでしょうか。
A:

業務用遮断弁内蔵メーター(型式KL)は上部にコントローラボックスが搭載されており、銘版には「NL□□S」と最後に「S」が付きます。
カウンターの上部に「KL」と記載されたシールが貼られており、そちらでも識別できます。

機能としては、

  • 業務用遮断弁内蔵メーター(型式KL):
    遮断弁を搭載しており、ガス漏れ警報器遮断や感震遮断機能を備えています。
  • N型ガスメーター(型式NL):
    遮断弁がなく、工場などで連続稼動する場合に適しております。
Q2:LPガスメーターの「流量確認遮断」は、どのような状況で遮断されるのでしょうか。
A:

大きな揺れを感知した場合や、ガス漏れ警報器からガス漏れ警報信号を受信した場合でも、ガスが流れていなければ遮断しない設定です。これは、不必要にガスを遮断しないようにするための仕組みとして使用されています。

Q3:パルス発信器付ガスメーターの発信部ケーブルの線数は、2線または3線のどちらですか。
A:

弊社のパルス発信器付ガスメーターの発信部ケーブルは、赤・白・黒の3線です。
2線で接続する場合は、赤・黒を接続してください。黒(コモン)のマイナス接続は必須です(黒が接続されていないとパルス受信器が機能しません)。
白線は絶縁処理をしてください。

Q4:業務用遮断弁内蔵メーター(型式KL)は、警報器を連動しないと使用できないのでしょうか。
A:

業務用遮断弁内蔵メーター(型式KL)は、業務用マイコンメーター(型式SB)とは異なり、ガス警報器の接続がなくても開栓して使用することが可能です。
ただし、業務用遮断弁内蔵メーター(型式KL)はマイコンメーターではなく、流量遮断機能を持たない遮断弁内蔵メーターです。感震遮断機能は搭載していますが、液石法施行規則第18条22項の条件を満たすためにはガス警報器との連動が必要となります。

大容量ガスメーター

Q1:カントメーター(型式QZ)の電池交換は可能でしょうか。
A:

電池交換はできません。また、カントメーター(型式QZ)は販売終了しております。後継機種については、現在ご使用のカントメーター(型式QZ)の仕様によりご提供できる製品が異なりますので、お近くの支店・営業所へご連絡いただくようお願いいたします。事業所所在地

業務用自動ガス遮断弁システム

Q1:遮断弁や操作器の単体交換は可能でしょうか。
A:

各々設置後10年経過している場合、遮断弁と操作器それぞれの交換が必要となります。交換の際は、ご契約中のガス事業者様にお問い合わせください。

Q2:ガスを使用中に地震が発生しました。操作器(型式VAC)が設置されている状況で、そのままガスを使用することは可能でしょうか。
A:

現在、ガスを使用できている場合はそのままご利用いただけます。一方、ガスが使用できない場合は、感震遮断によって遮断弁が閉じられている可能性があります。この場合、ガス機器のガス栓を閉めた上で、操作器(型式VAC)の開ボタンを押して復帰操作を行ってください。それでもガス栓が開かない場合は、ご契約中のガス事業者様にご連絡いただくようお願いいたします。

Q3:操作器(型式VAC)に接続されている警報器が作動した場合、適切な対応方法は何でしょうか。
A:

ガス漏れが発生している可能性があります。まずは窓を開けて換気を行い、ガス栓を閉めてください。この際、換気扇を回さないでください。もしすでに換気扇が回っている場合はそのままにしてください。そして、至急ご契約中のガス事業者様に連絡してください。

Q4:操作器と遮断弁の最大接続可能距離は、おおよそどの程度まででしょうか。
A:

最大距離は経線によって異なります。VCTF0.75mm²×4Cの場合は最大50m、VCTF1.25mm²×4Cを使用する場合は最大80m、VCTF2.0mm²×4Cを使用する場合は最大130mまで延長が可能です。

Q5:操作器には最大で何台の警報器を接続できるでしょうか。
A:

中継器(型式SM-1)を使用することで、警報器を最大で12台まで接続することが可能です。

警報器

Q1:ガス警報器に水などの液体がかかり、警報音が止まらなくなった場合、適切な対応方法は何でしょうか。
A:

コンセントから電源を供給している製品は、コンセントを抜いて液体が乾くまで使用を控えてください。
アルコール消毒液や殺虫剤などの水分に反応して警報音が鳴る場合があります。水分が乾いても警報音が止まらない場合は、センサーが故障している可能性も考えられますので、ご契約中のガス事業者様に相談してください。

仕様表