- 50mm
- 65mm
- 80mm
- 100mm
- 125mm
- 150mm
- 200mm
- 250mm
- 300mm
- 体積計量部に電磁式を採用し、
大流量や連続使用でも長期間正確な計測が可能です。 - 演算部には電文通信を装備し、
正確な検針をサポート致します。
積算熱量計は、建物(ビル・集合住宅など)における空調などの熱交換器で消費した熱量を計測する計量器です。
熱源(ボイラーなど)から供給される温水又は冷水を熱交換器で空調や温水供給などに熱交換し、そこで消費した熱量(熱エネルギー)を表示します。
熱量は、送り側と返り側の温度差と流量計で計測された通過量により算出します。
熱量 = 冷温水の通過量 × 送り側と返り側の温度差 × 熱量換算係数
口径40mm以下は、計量法上の特定計量器となります。
検定有効期限は8年です。
計量法新基準への対応
(口径40mm以下が対象)
計量法改正により、2017年9月から製造販売する全ての製品は新基準対応に変わります。
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新製品(型式SEJ)のラインナップ
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出力信号(オプション)
パルス出力及び電文通信で、様々な遠隔検針へ対応可能です。
パルス出力
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電文通信:8ビット電文通信
当ページには本製品の取付・設置について重要なことのみを抜粋して記載しております。
本製品の取付・設置にあたっては取扱説明書を必ずご参照ください。
設置場所の注意
本製品は、屋内設置仕様です。次のような場所には設置しないでください。
- 振動、またはウォーターハンマーの影響を受ける場所、配管
- 検針が困難な場所、直射日光が当たる場所
- 水没、浸水または水のかかる場所、常時通気の悪い場所や湿気により結露が生じる場所
- ノイズ・サージが発生しやすい機器がある場所、高圧線の直下など、強い電界、磁界が加わる場所
- 油(灯油、燃料油等)のかかる場所、ほこり及び腐食性ガスが多い場所
- 周囲温度が60℃を超える場所、および-10℃を下回る場所
- 周囲湿度が90%RHを超える場所
- 取り付け、取り外しが困難な場所、保守点検のためのスペースがない場所
演算部、流量・温度センサの取り付け
- 配線工事は電気設備技術基準、内線規定、電気工事士法、消防法の定めを遵守して行って下さい。
- 流量センサ、温度センサケーブルは、切断したり、延長しないで下さい。
- 流量センサ、温度センサケーブルは、他の機器の電源線、動力線とは分離して配線して下さい。
- 温度センサは信号線のラベル指示どおり、送り側を熱負荷入り口側、返り側を熱負荷出口側の配管に取り付けて下さい。
- ACタイプの場合、すべての設置作業終了後に電源プラグをコンセントに差し込んで下さい。
- 演算部と温度センサの製造番号を合わせる。
配管・体積計量部の設置について
配管の良否によって積算熱量計の性能および耐久性が変わります。以下の点に注意して取り付けて下さい。
冷温水の流れを止められる場合は配管例1、止められない場合は配管例2を参考にして取り付けて下さい。
- 体積計量部は、凍結の恐れがある場所に設置しないで下さい。
- 体積計量部内に空気が残留する場所に設置しないで下さい。
- 体積計量部は、返り側に設置して下さい。
- 体積計量部は、水平な場所に設置して下さい。電磁式は縦配管にも設置できます。
- 体積計量部は、水圧の変動が少ない場所に設置して下さい。
- 配管溶接を行う場合は、体積計量部を取り外して下さい。
- 配管内をフラッシング(洗浄)する場合は、体積計量部を取り外して下さい。
- 送り側温度センサの上下流には、メンテナンス用のバルブを設置して下さい。
- 体積計量部の上流側に口径の5倍以上の直管部を設け、更にその上流には、ストレーナ(推奨40メッシュ)を設置して下さい。
- ストレーナの上流、返り側温度センサの下流には、メンテナンス用のバルブを設け、その間の冷温水を排出できるようにドレン抜きバルブを取り付けて下さい。
- ストレーナから返り側温度センサまでの全体にバイパスを設け、そのバイパスには、バルブを取り付けて下さい。
- 同一パイプシャフト内に水道メーター等が設置される場合には、水道メーター等の取り替えの際、流量センサ部に水がかからないように、体積計量部をそれらの水道メーター等よりも高い位置に設置して下さい。
- 感温部および体積計量部は、熱負荷の直近に設置して下さい。
- 感温部は、温度センサ挿入口が上向きになるようにして下さい。
- 体積計量部(金属部)に保温材を取り付けて下さい。
- 体積計量部の上部(プラスチックケース部)には保温材を取り付けないで下さい。
配管例
≪配管例1のポイント≫
- ・熱交換機の制御機器から冷温水の流れを制御する電磁弁への出力がある場合は、熱交換機の下流に電磁弁を設置してください。電磁弁が熱交換機に内蔵されている場合は不要です。
≪配管例2のポイント≫
- ・配管全体の冷温熱源側にバイパスを設け、返り側と接続する部分に三方弁を配管します。三方弁により、冷温水の流れを止めずに熱交換機側、バイパス側に切り替えることができます。